本来の自分は月星座の反対星座

10天体意識 月の欠損

月星座とは何か

一般的には月星座は感情、無意識、習慣、本能、安心感と言われています。ですが私の場合はいまいちそれがしっくり来ませんでした。私自身月星座が獅子座です。獅子座は、「自信・表現・創造性・誇り」です。しかし実際の私はというとまるで真逆でした。本当は自信がないのに自信のある風に振る舞い、「自分は充実していてとても華やかな日々を送っているようにみられたい」と思っていました。「華やかに見られたい」ということは実際には華やかではないという状況が根底にあります。小学生高学年頃は周囲をまとめ、遊びを考え、皆を率いるリーダーとして自信がありました。それが得意な能力でそれこそが自分の良さだとも思っていました。月の年齢域は7歳ですので、7歳児レベルの能力で通用する環境下ではそれがまかり通ります。しかし、それが段々通用しない時期にやってきます。

月の能力は7歳児以降は発展しない

太陽や水星、金星などの天体は学習や経験によってどんどん発展してきます。出生時の太陽が水瓶座にあれば、意識活動が主体的なときは公に革命を起こす可能性を秘めており、自由、博愛、平等を実現する力を累積的に身に着けその可能性も拡大していきます。しかし、意識活動が受動的、つまり無意識的にぼーっと生きていると月はそっとその人に忍び寄り、エネルギーを奪っていきます。月星座が乙女座にある人は7歳児レベルの整理整頓、緻密さ、分析力しかありません。小学生のころは周囲から「整理整頓がうまいね」、「片付けがうまいね」、「ちゃんとしてるね」と言われそれが強みだと思っています。しかし歳を重ね、中学高校、成人を迎え段々と自分によりも片付けが上手な人、分析力に優れている人、緻密で気配りが行き届いているちゃんとしている人が現れ始め「あれおかしいぞ」、「自分はもっとちゃんとしてる人間だ」、「整理整頓がとくいだ」と自己憐憫に陥ります。7歳児レベルの能力では通用しない時期がやってくるのです。

月のキーワードは「反射、吸収、無意識、死」

太陽のキーワードは「意志、自己実現、存在意義」です。人生に存在意義と未来に対する明確な意志をもって主体的に生きているとき、個々人に太陽星座の輝きが出てきます。出生時の太陽が射手座にあれば、冒険心からくる高度な学問の追求によって社会に物凄い影響を与える偉大な人として価値を寄与します。対して月のキーワードは「反射、吸収、無意識、死」。無意識的に受動的に流されているとき、月星座が獅子座にあれば「自分はもっと華やかで充実していないといけない」、「自分は未来に絶対成功するんだ」、「自分はリーダーシップを発揮しなければならない」といった理想と現実の乖離から来る自己憐憫によって、月はその人から生命力を「吸収」し生命力と可能性を奪っていきます。そうやって「月並み」な人が完成します。

本当の自分は月星座の反対星座

一般的な月のキーワードをおさらいしましょう。そのキーワードとは「本来の自分、無意識、反転、吸収、死」です。このうち「本当の自分」と「反転」に着目してみます。私の出生時の月星座は獅子座でした。これは獅子座的な能力が無いに等しく、無意識的に生きているときは「自分は獅子座的な自己像こそが本来の自分だ」と思い込むが実はそ性質を何一つ持ち合わせていません。しかし、獅子座の180度反対の星座水瓶座の「個性的、自由、平等、博愛、天才性」は感覚的に楽に使える、または発揮できることに気がついたのです。大体の人は月星座の反対星座の性質で褒められても嬉しいとも何とも思いません。その性質を持っているからです。私の反対星座は水瓶座です。自由で平等で、天才的且つ個性的な星座です。確かに料理やテニス、ピアノなど特に練習しなくてもすぐできるほうでした。しかもそれなりのレベルで。また、人を背景や肩抱きで差別するこも一切したことがありませんでした。さらによく「変わってるね」と言われたことが多かったのも覚えています。これらは水瓶座の性質が出ていたのだと思います。

反対星座こそ自分と気づくまで月に囚われる

「自分は華やかで情熱的な人間だと思われたい」、「リーダーシップがありカリスマ性に富んだ存在にみられたい」と獅子座的な人間だと周囲に認められたかった期間は本当に人生が味気なく手応えのない辛いものでした。「〜のようにみられたい」、「〜に思われたい」、「〜認められたい」は全て月星座からきています。月は太陽の光を吸収し、反射させて太陽のようにみせかけています。太陽や他の天体のエネルギーの方向が内から外への放出で輝いているとしたら、月は太陽の光をもらい、さも輝いているようにみせます。「自分はこれを表現したい」という見返りの求めない強い意志からくる態度が太陽です。対して、月は「自分がこれを表現できる人間だと思われたい」という承認欲求からくる真似です。太陽は放ち、月はもらう態度です。太陽は意志による態度、月は不安からくる真似です。

私達は常に「月」か「太陽」かの選択に迫られている

「自分だけが輝きたい」のが月で「自分がこれをしたい」という意志が太陽です。月は受動的で依存的でもらうことばかり。そんな人が輝けるわけもなく最終的には誰からも軽くみられた手応えのない月並みな人生で終わります。「太陽は見返りの求めない志によって周囲に影響を与えます。太陽は周囲を照らし、生命を繁栄させます。どんなに明るい満月の日よりも、太陽が隠れた曇りの日のほうが明るいものです。

太陽的に生きるとは

太陽のように生きるには弁解をせず、「自分がこれをしたい」という強い志のもと挑戦をして、主体的に創造してく必要があります。そのヒントのなるのが自分の出生時の月星座にあります。実はいうと私は出生時の太陽星座は獅子座であり、月星座も獅子座です。新月の生まれということです。私の獅子座的な表現と意識活動が月か太陽かのどちらから来ているのかを見極める方法は「創造力を発揮してカリスマ性のある存在に思われたい」と周囲に認めてもらうことが動機の場合は月であり、自分が「これを表現したい」といった見返りの求めない能動的な意志が太陽です。エネルギーの方向が内にに向いているのか外に向いているのかの違いです。簡単に言えば、もらって依存するのが月で、与えて繁栄させるのが太陽です。その輝きは雲泥の差です。「この人輝いている」、「あの人の影響でこれをはじめました」といった表現を聞いたことがあると思いますがそれはおそらくその影響を与えた方が太陽的な生き様をしていたのだと考えられます。太陽のように輝いて生きるヒントは出生時の太陽星座にあります。月のように凡人でおわる落とし穴は月星座にで分かります。そしてその月並みな仮の自分を抜ける手がかりは月の反対星座にあります。

最後に

私はまず月星座が獅子座だと判明し、反対星座の水瓶座を意識的に使うようになってから自然と太陽の周囲を繁栄させる道、太陽的な獅子座の味がにじみ出てきているように感じます。太陽の人生を獲得するにはまずは月星座の仮の自分に気づき、脱却する必要があります。その脱却には月星座の反対星座の性質こそが自分自身だと思い出し、そこでようやく太陽を獲得する準備が整います。私達の生きる目的は全中惑星意識の獲得です。月から脱却し10天体の意識を拡大させ、生涯を通じて精神性を鍛える。これが地球というい星にうまれた理由だと確信しています。

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